ディアボロ



00250302-214018.jpgディアボロの海
ディアボロは中国ゴマとも呼ばれ、特にアジア圏で人気が高い道具である。子供に見せると「大きいヨーヨーだ!」と言われがち。主人公がディアボロで戦う漫画もある。

用途は限られており、紐で回すだけである。カスケード大会にはディアボロを投げた人もいるというから驚きだ。それでも技の種類は非常に多く、ボールにも劣らないほどである。紐でディアボロを回しておいて、飛ばしたり、体の周りを回したり、ハンドスティックの上に乗せたり、スティックを手放したり、ディアボロを縦にして回したり、それらを組み合わせたりする。ヨーヨーの技を参考にすることもできる。紐を輪っかにするクローズドというスタイルもある。ディアボロが2個ないとできない技もあり、世界レベルのすごい人になると5個同時に回したりもする。
基本技の難易度はボールのカスケードよりも低く、入手さえできれば初心者にもとっつきやすい。技の種類が豊富であるため、徐々に上達していきやすい。難易度が低いわりに見栄えのする技も多い。極めようとすればどこまでも難しい。見るからに派手で目立つ。
そんな良い所だらけのディアボロであるが、強いて欠点を挙げるならば練習場所が限られることだろう。また、複数人でやる技がないのも欠点といえば欠点である。ハンドスティックがよく折れる人にとっては、維持費も馬鹿にならない。

市販品には驚くほどの種類があるが、ボールほどではない。基本的には価格相応の使いやすさをもつ。ジャンボEZやシャオリンの人気が高い。それぞれのディアボロに個性があるため、ネットでよく調べるか、実際に触らせてもらうとよい。軸にベアリングが搭載されているもの、コマのような形のものなどもある。価格は2000円〜8000円ほどである。
ハンドスティックのバリエーションも豊富である。お金がなければエコノミー、お金があればフェイリンカーボンが賢い選択である。ストリングは好みに合ったものを選べばよい。
自作はほぼ不可能。できても普通に買った方が安上がりになること請け合いである。
ファイヤーディアボロなるものもある。YouTubeなどで動画を見ればわかるが、なかなか不思議な動きに見える。

日本記録では、4ディアハイトス100キャッチ、1分1秒、3ディアハイトス6分25秒、3ディアウインドミル1時間29分20秒などがある。

豊田高専では、某B先輩の影響でエクスカリバージェノサイドの知名度がすこぶる高い。

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