けん玉

大けん玉太陽画像

けん玉太陽(M)赤



けん玉は、フランスに起源をもつ日本の道具である。保育園でやったことがある人がそこそこおり、やらせてみると日本一周くらいならできたりする。
ジャグリング道具の中では比較的複雑な形ををしており、玉、剣先、小皿、中皿、大皿などの部位がある。基本的には皿に玉をのせたり、剣先に玉をさしたりして使う。紐がついていればポイのように振り回したり、紐がついていなければ分解してボールのように投げたりもできる。剣先にさすことを諦めれば、ボールを玉の代わりにすることも可能である。トス、スイング、ストール、バランスなどの要素が程よく入っており、けん玉は奥深い道具だといえる。音の心地よさも魅力の一つだ。
YouTubeの動画を見るに、外国人は振り回す系の動きを好む傾向にある。

技は世界一周や天中殺など、日本語で格好いい名前のものが多い。一度できても安定させるのが難しい技が多いため、ひたすらに練習して安定感を身につけるしかない。ほとんどの技は膝を使うと安定しやすい。
他の道具にも言えることだが、ある程度練習していると、不意に成功率が上がることがある。そんなときはその感覚を忘れないうちに何度も繰り返し成功させ、成功率が高いときの動きを身体に慣れさせるといい。練習の終わり際も、最後に失敗して終わるよりは成功して終わる方が良いとされている。
けん玉協会では段位認定をしているため、技が安定してきたら挑戦してもいいかもしれない。

市販品はそこそこ種類があるが、お土産系のものはやめておくべきである。日本けん玉協会推奨品を買っておけば間違いない。
けん玉ごとに細かい違いはあるものの、競技けん玉は規格に則って作られているため、どれも大差ない。玉から紐の先が出てきたり、剣先か潰れてきたりするものもあるが、些細な問題だ。
スマイルやエンジョイなどの特殊な形状のもの、太陽などの極端に大きいものもある。競技用けん玉は1000円ほどで統一されている。

自作は全くの不可能ではないが、通常サイズのものであれば買った方が安くて質も良い。大けん玉であれば自作も候補に入ってくる。

世界記録では、もしかめ5時間3分、とめけん242人同時などがある。

パフォーマンス愛好会の前身はけん玉愛好会だったこともあり、思い入れのある道具である。

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