カスケード(ボール)

言わずと知れた、トスジャグリングの基本中の基本である。
左右に持ったボールを交互に投げる。詳しいやり方は各所で解説され尽くしているため、ここでは意識すべき点や豆知識のみを解説する。
カスケードを習得する際、なかなかうまくいかないときに意識すべき点は次の通りである。

  • スロー、キャッチの位置(特に高さ)は固定できているか
  • 体と平行な平面にボールが収まっているか
  • 脚の開き方や体の重心のバランスは良いか
  • リズムが崩れすぎる前にフィニッシュできているか
これらは、ある程度カスケードを続けるためには必須であるが、忘れがちなものばかりである。特にスローの位置を固定することは重要で、これにより、投げる間隔が徐々に小さくなったり、どんどん前へ歩いてしまったりすることが減る。

ある程度できるようになったら、縦横の比率を変えたり、身体を動かしたりするのはもちろんのこと、LH(ロングホールド)とSH(ショートホールド)を試してみることをオススメする。つまり、ボールを投げるリズムはなるべく変えずに、ボールを手に持っている時間を増減させるのである。これができると様々な技に役立つ。

カスケードの変化形としては、リバースカスケード、オーバーヘッドカスケード、クローカスケード、クロスアームカスケードなどがある。

3ボールカスケードをサイトスワップで表すと「3」であり、ミルズメスやチョップなどとも関係が深いといえる。

基本的にはボールが奇数個のときにはカスケード、偶数個のときにはファウンテンをやることになる。ボールが偶数個のときにカスケードをやる場合、ギャップパターンにするか、マルティプレックスの技術を用いる必要がある。

カスケードは「小さな滝」を意味する言葉であり、シャワーやファウンテンと同じく水の流れをイメージさせる。

次に習得できる技には、フラッシュ、オーバーザトップ、アンダージアームなどがある。

LINEで送る